自己資金の重要性に関してはこちらのページでしっかりと説明しましたのでお分かり頂けたと思います。
ところが、自己資金が重要である事がわかっても、自己資金を今すぐ用意できないという方が知恵を絞り、思いつくのが「見せ金」という手法です。
これは、一旦親族や知人からお金を借りて日本政策金融公庫の担当者に自己資金があるように見せて、実際に融資がおりたらお金を貸してくれた親族や知人にそっくりそのままお金を返そうという企みです。
融資を受ける為に、日本政策金融公庫の担当者に見せるだけのお金ですから「見せ金」です。当然事業用に使う意志などありません。
親族や知人が一旦でも貸してくれない場合には、サラ金からこの見せ金を引っ張ろうと考える方もいらっしゃいますが、まさに愚の骨頂です。
こちらのページにも書きましたが、日本政策金融公庫の担当者は、単純な見た目の自己資金額だけではなく、「いかにその自己資金を貯めたのか?」についても徹底的に追求してきます。
従って、通帳に資金を貯めた痕跡がなく、面談前に突然多額の入金がある場合には自己資金としての評価をしません。
日本政策金融公庫の担当者を「調査役」と呼びますが、彼らは大変優秀な方々で、見せ金のような安っぽい行為で欺けるほど間抜けな集団ではありません。
これは制度融資(信用保証協会付融資)も同じ事で、通帳の履歴を最低でも6ヶ月間は遡ってチェックされますが、その最大の理由は資金の動きをきちんと確認する為です。
仮にそのお金が本当にコツコツ貯めて、家のタンスにしまっておいたものであっても、面談前に通帳へゴソッと移すと、「見せ金ではないか?」との疑念を抱かせます。
それくらい、自己資金に関しては敏感な対応を担当者は取ってきます。だからこそ、自己資金は時間をかけてきちんと通帳に記載する形で蓄えていく必要があるのです。
見せ金で公的融資を引っ張れるほど甘くはありませんので、無駄な行為はやめて真面目に自己資金作りに励むようにしてください。



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