クレジットカードと資金繰り
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監修:行政書士 渡邉徳人(行政書士事務所WITHNESS 代表・熊本県行政書士会 第05430405号)最終更新日:
クレジットカードやキャッシュレス決済は、お客様にとって便利で、今や導入しないわけにはいかない店舗が多いでしょう。しかし、事業者から見ると、手数料がかかり、入金も遅れるため、資金繰りには注意が必要です。
資金繰りの基本は「入金は早く、支払いは遅く」
売上はカード払いで入金が遅れるのに、仕入れや経費は現金ですぐに払っている。これは資金繰りの基本と逆の状態です。売上が伸びるほど、手元の現金が足りなくなることもあります。
決済サービスは「入金のサイクル」で選ぶ
カードやキャッシュレス決済のサービスは、手数料だけでなく、売上がいつ入金されるかで選びましょう。
- 月末締め・翌月末払いのサービスでは、売上から入金まで最大で2か月近くかかります
- 最近は、最短で翌営業日に入金されるサービスや、入金の回数を選べるサービスもあります
- 入金を早めるたびに手数料がかかるサービスもあるので、条件を比べましょう
売上の規模が大きいほど、入金のサイクルの違いが資金繰りに大きく影響します。
経費の支払いにカードを使う
逆に、経費の支払いには事業用のクレジットカードを使うと、支払いを先に延ばせます。たとえば、締め日の翌日に使った分は、引き落としが1か月半から2か月ほど先になります。その間に売上を回収してから支払えるので、資金繰りにゆとりが出ます。
- 事業用のカードを作り、個人の支出と分ける(経理も楽になります)
- 利用限度額に余裕を持たせておく。限度額は利用と支払いの実績で上がることがあります
- 締め日と引落日を確認し、資金繰り表に組み込む
- 分割払いやリボ払いは金利が高いので、資金不足を補う手段にしない
人件費や一部の取引のように、現金でしか払えないものもありますが、カードで払えるものはカードにまとめると、支払いの管理もしやすくなります。
資金繰りは、借入れだけで改善するものではありません。入金と支払いのタイミングを見直すことも、立派な資金繰り対策です。
参考:黒字倒産する人達
※制度の内容や金利は変わることがあります。最新の情報は、日本政策金融公庫・信用保証協会・各自治体など、各機関の公式サイトでご確認ください。