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リースと融資の違いとは?

監修:行政書士 渡邉徳人(行政書士事務所WITHNESS 代表・熊本県行政書士会 第05430405号)最終更新日:

機械や車、パソコンなどの設備を導入するとき、融資を受けて購入するか、リースにするかで迷うことがあります。リースのしくみと、融資で購入する場合との違いをまとめます。

リースとは

リースは、利用者が選んだ設備をリース会社が購入し、利用者に長期間貸し出すしくみです。利用者は、契約期間(多くは3〜7年)のあいだ、毎月決まったリース料を払います。

リース料には、設備の代金のほか、リース会社の資金調達の費用(金利)、固定資産税、保険料、手数料などが含まれます。そのため、支払いの合計は設備の購入代金より高くなります。

融資で購入する場合との比べ方

たとえば、1,000万円の機械を5年のリースにして、リース料の合計が1,200万円だったとします。費用は5年で200万円です。

同じ機械を、融資(年2%・5年返済)を受けて購入した場合、利息の合計は50万円ほどです。ただし、購入した場合は、固定資産税や保険料を自分で払い、資産の管理や減価償却の手続きも必要です。

単純に支払額だけを比べるとリースのほうが割高ですが、次のようなメリットもあるため、事業の状況に合わせて選びます。

リースのメリット

  • 購入資金が不要で、初期の負担を抑えられる
  • 借入れをしないので、銀行の融資枠を運転資金などのために残しておける
  • リース料は毎月一定なので、費用の見通しが立てやすい
  • 固定資産税の申告・納付や保険の手続きを、リース会社が行う
  • 中小企業は、リース料をそのまま経費として処理する方法(賃貸借処理)を選べ、経理の手間が少ない

中小企業経営強化税制などの税制の優遇は、リースで導入した設備でも、条件によって受けられる場合があります(即時償却は対象外で、税額控除のみなど)。くわしくは税理士に確認しましょう。

リースのデメリット

  • 支払いの合計は、融資で購入するより高くなることが多い
  • 原則として中途解約ができない。解約する場合は、残りのリース料に相当する額を払う
  • 契約期間が終わっても、設備は自分のものにならない(再リースか返却)

手元資金に余裕があり、融資枠も十分な会社や、即時償却などの税制の優遇を使える設備の場合は、購入したほうが有利になることがあります。金額の大きな設備は、顧問税理士に相談してから決めましょう。

カーリース

事業用の車も、リースで導入できます。月々の定額の中に、税金や自賠責保険、車検・点検などの費用を含められるサービスもあり、車の管理の手間を減らせます。契約期間の途中で解約しにくい点や、走行距離の制限がある点は、通常のリースと同じく確認が必要です。

不動産のリースバック

リースは機械や車などの動産だけでなく、事務所や土地などの不動産でも使われます。所有している不動産を売却して、そのまま借りて使い続ける方法をリースバックといいます。

参考:ABL(動産・売掛金担保融資)とは?

※制度の内容や金利は変わることがあります。最新の情報は、日本政策金融公庫・信用保証協会・各自治体など、各機関の公式サイトでご確認ください。