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見せ金とは?

監修:行政書士 渡邉徳人(行政書士事務所WITHNESS 代表・熊本県行政書士会 第05430405号)最終更新日:

自己資金の重要性はわかっても、今すぐには用意できない。そんなときに考えてしまいがちなのが「見せ金」です。

見せ金とは、親族や知人から一時的にお金を借りて通帳に入れ、自己資金があるように見せて融資を受け、融資が下りたら借りたお金をそのまま返す、というやり方です。融資の担当者に見せるためだけのお金なので「見せ金」と呼ばれます。もちろん、事業に使うつもりのないお金です。

見せ金は見抜かれる

日本政策金融公庫(以下、公庫)の担当者は、通帳に記載された金額だけでなく、そのお金をどのように貯めたのかを確認します。そのため、貯めてきた形跡がなく、面談の直前に急に大きな入金がある場合は、自己資金として評価されません。

これは信用保証協会付きの融資(制度融資)でも同じです。通帳は数か月から1年ほどさかのぼって確認されますが、その大きな理由は、お金の動きを確かめるためです。

消費者金融から借りたお金を見せ金にしようと考える方もいますが、これは論外です。借入れの状況も確認されますし、信用を大きく損ないます。

また、本当にこつこつ貯めて自宅に保管していたお金でも、面談の直前に通帳へまとめて入れると、見せ金ではないかと疑われてしまいます。自己資金は、時間をかけて通帳に記録が残る形で貯めておくことが大切です。

見せ金は、融資の申込みで事実を偽ることになります。絶対にやめましょう。

一時的な大きな入金が自己資金と認められる場合

悪意のある見せ金ではなく、家族や知人が「事業のために使ってほしい」と支援してくれたお金はどうでしょうか。

この場合は、事業の支援のために出してもらったお金であることを、客観的に示せる書類を用意しておきます。具体的には、家族・親族であっても出資契約書などを作り、使い道・金額・返済や配当の条件などを明記しておきましょう。

自分名義のお金でも、事業に使えないお金は自己資金とは評価されません。第三者から出してもらったお金なら、なおさら条件をはっきりさせておくことが大切です。

ただし、最も高く評価されるのは、やはりご自身の努力で、時間をかけて貯めた自己資金です。

参考:出資を絡めた融資申請の注意点

※制度の内容や金利は変わることがあります。最新の情報は、日本政策金融公庫・信用保証協会・各自治体など、各機関の公式サイトでご確認ください。