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シンジケートローンとは?

中小企業をはじめ、経営状況が厳しい企業や純資産が乏しい企業が金融機関から思うようにお金を借りることができない最大の理由は、金融機関側が返済不能になるリスクに対して神経質になっているからです。その結果、経営状況が厳しく資金繰りが悪化しているなど、差し迫って資金を必要としている企業ほどお金を借りにくいというジレンマに陥ってしまいがちです。

シンジケートローンとは、そんな金融機関と企業の側のジレンマを解消する方法のひとつとして生み出された融資制度です。その名称のとおりシンジケートの形式を活用しているのが大きな特徴となっています。

ビジネス分野ではシンジケートという言葉がよく使用されます。大企業を中心に行われるケースが多く、大掛かりなビジネスやプロジェクトを手がける際に複数の企業が協力・出資しあう制度です。それによってひとつの企業が請け負うよりも多額の資金を調達できるだけでなく、万一失敗に終わったときの損益を最小限に抑えることができます。みんなでお金を出し合ったのだから損益もみんなで分け合う、というわけです。大きなプロジェクトであるほどハイリスクハイリターンの側面がでてくるだけに、このシンジケートはリスクを最小限に抑えつつ利益を追求できるよい方法となっています。

シンジケートローンはこうしたシンジケートの仕組みや特徴をそのまま採用した融資制度となっています。つまりひとつの金融機関が融資を行うのではなく、複数の金融機関がシンジケートを組んだ上で協力し合い、お金を出し合うことで融資を行う形となります。そうすることによって先ほど挙げたシンジケートのメリットを得ることができるわけです。

具体的なメリットは何?

まず万一融資した企業が破綻に追い込まれてしまって債権が回収不能に陥ってしまった場合に、ひとつひとつの金融機関の損失を最小限に抑えることができます。返済不能になったときのリスクが減少するわけですから、単独で融資を行う場合はためらっていた企業やプロジェクトに対しても融資を行う余地が出てきます。

それからより多くの融資を行うことができる点。これもリスクと関わってきますが、ひとつの企業ではなかなか融資が難しい金額も、複数の金融機関がお金を出し合うことで可能になります。

中小企業よりも大きな事業を手がける大企業が利用するケースが多い融資制度ですが、メガバンクなどでは投資事業の重要な柱として積極的な展開を行う動きを見せており、今後企業の規模にかかわらず広がっていくことが予想されています。

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