公的融資の肝はあくまでも自己資金ではありますが、自己資金を用意したから確実に融資がおりる訳ではありません。
パターンとしては以下4つに大別されます。
- 自己資金の準備があり事業計画書がしっかりしている
- 自己資金の準備はあるが事業計画書がイマイチ
- 自己資金はないが、事業計画書はしっかりしている
- 自己資金もなく、事業計画書もずさん
4が融資がおりないのは当然です。
逆に、1は貸付対象業種外とか、自己資金が実は見せ金であるとかで無い限りは、ほぼ100%下りるでしょう。
2,3が微妙ですが、当然3より2の方が「圧倒的に」融資は下りやすいです。
要は自己資金を貯める努力をしていない「口先だけの人間」は、立派な事業計画書を作ってもNGになる可能性が高いわけですが、勿体ないのは、2の「自己資金の準備はあるが事業計画書がイマイチ」で融資を逃してしまう方です。
では、どういうものが「ずさんな(融資が絶対に下りない)事業計画書」と言えるのでしょうか?
1.売上見込みが甘い
数字が適当なんです。
例えば飲食店で多いのですが、席数から考えて絶対に回転しないだろうって回転数を平気で書いて売上予測を立てているケース。
また、平日と週末の回転数を分けて書いていない方なんかは、ハッキリ言えば何も考えていないレベルです。(週末と平日で回転数が違うことなんて当たり前ですから。)
そんな事業計画書を書いている時点で下りるものも下りません。 (more…)