【融資金額を圧縮された時のことを考えておく】
これは、日本政策金融公庫からのからの融資を受ける上で、必ず頭の中に入れておかねばならないことです。
他の金融機関に比べると比較的審査が甘く、融資がおりやすいと言われる日本政策金融公庫ですが、実は申込金額が満額おりることは稀です。
日本政策金融公庫は、あなたが借りたい金額を貸すのではなく、あなたの事業に必要な金額を貸せる範囲で貸すのです。
多くの融資申請者は、「申込金額満額借りれるもの」として事業計画を立て、金額が圧縮された時のことなど何も考えていませんが、過大な融資申請は必ず圧縮の対象となります。
特に、設備投資の為の資金は資金使途及び金額が明確ですので、運転資金に比べ融資がおりやすい項目ではありますが、その反面、どうしても金額が大きくなりがちですので、圧縮の対象にもなりやすい項目でもあります。
例えば、車両3台分を必要設備投資金額として計上していても、「はじめは車両2台からはじめてはどうですか?」と日本政策金融公庫の担当者に諭されることが多くあります。これは日本政策金融公庫の基本的な考え方として、「小さく始めて大きく育てる」という考えがあるためです。
この融資実行金額の交渉は、面談で粘って交渉したとしても、簡単に覆るものではありません。その設備資金がなぜ必要であることを一生懸命アピールすることは大切ですが、先方としても貸せない金額は貸せないのです。
従って、本当は3台分の車両が事業計画上必要だけど、2台分しか融資できないと言われた際の対策としては、
2台購入 + 1台リース(或いは分割購入)
ということを提示することが効果的です。
なぜなら、車両3台が必要であるという当初の事業計画を崩すことなく(せいぜい毎月のリース料か分割払金が数万円増えるのみ)、日本政策金融公庫の貸し出しできる金額内でおさめることが可能だからです。
リースや分割にすると金利が高くなるので嫌がる方は多くいらっしゃいますが、融資が無理なものは無理ですので、計画を切り替えることが大切です。ちなみに、私が事業計画書を作成する場合には、下記のような文章を添えておきます。
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公庫の方で借入希望金額が大き過ぎると判断される場合には、車両1台分を分割払いにて購入・支払をしていくことも検討しております。その場合、毎月の運転資金の経費分が多少増えることにはなりますが、現在の事業計画上の利益から十分賄っていけるものと考えております。
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日本政策金融公庫の担当者としても
「万一圧縮された時のこともきちんと考えているんだな」
と判断し、例えば800万円は無理でも、500万円は融資できるという判断に至ります。
100%自分の希望する融資がおりる保証などないわけですから、圧縮された時の対応を考えておくということこそが、公的融資申請に当たっての正しい対応を言えます。
柔軟な事業計画を立て、「○○の場合には××する」という対策は常に考えておくようにしましょう。



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